第3回研究会はCAJ(日本コミュニケーション学会)、HELES(北海道英語教育学会)との共催です。
日時:平成27年3月7日(土)
場所:藤女子大学 札幌 北16条キャンパス
12:15 受付開始
12:50 開会式
13:00-13:25 CAJ 趙師哲氏
13:30-13:55 CAJ 木野翠氏
14:00-14:25 HELES 河合靖氏ほか
14:25-14:55 休憩・交流会
14:55-15:20 JACET 藤井聡美氏
15:25-15:50 JACET 中津川氏
16:00-17:00 合同ティーチイン
17:00-17:10 閉会式
18:00-20:00 懇親会
発表(1)
12:50 開会式
13:00-13:25 CAJ 趙師哲氏
13:30-13:55 CAJ 木野翠氏
14:00-14:25 HELES 河合靖氏ほか
14:25-14:55 休憩・交流会
14:55-15:20 JACET 藤井聡美氏
15:25-15:50 JACET 中津川氏
16:00-17:00 合同ティーチイン
17:00-17:10 閉会式
18:00-20:00 懇親会
発表(1)
趙師哲
白糠教育委員会外国語指導助手
「白糠町の外国語教育活動 ー中国語授業のカリキュラムとシラバスの現状と課題ー」
[CAJ]
Abstract
本発表は、白糠町での中国語指導活動における実践や現状を報告する。同じJETプログラムに属する英語指導助手の指導活動と比較し、共通性と独自性を明らかにする。第一に、特定の教科書がないため、各年齢層に合わせてオリジナルシラバスを作るのが最も重要な課題である。二つ目の課題としてあげられる事は授業外でどのようにコミュニケーションの場を作るか、どのように効率的に言語及び異文化を学生及び教師に教えるかである。更に、勉強の意欲は授業を受ける際に必要な要素の一つであり、いかにして学生及び教師の中国語学習意欲を高めるかを今後の課題にする。終わりに、参加してくださった方に今後の教室活動や研究テーマへの助言や提案をしてもらう。
発表(2)
発表(2)
木野 翠
公益財団法人札幌市生涯学習振興財団
「生涯学習プログラムへの動機付けに関する一考察−市民講座広報紙の質的調査より−」
[CAJ]
Abstract
目的:行政主催の講座などの生涯学習プログラムについて、どのような情報が市民の興味・関心を高めると担当職員が意識しているのかを考察する。
方法:都道府県及び政令指定都市で生涯学習を管轄している部署に、郵送にて生涯学習センターの広報紙の提供と調査票への回答を依頼した。
結果:27自治体42冊の返送があった。ひとつの自治体から複数冊の回答があったところもある。
考察:講座情報の他に、事業報告や利用団体紹介などの読み物が、中・長期的な活動への動機付けになると考え、積極的に導入している職員が多い。
掲載事業と関係ない広報誌独自の学習課題の提起には消極的である。
広報紙の制作過程を職員と市民の対話による学習の場として意識し、制作会議を行う職員もいる。
しかし、広報紙の発行目的や制作の経緯などが引き継がれていない自治体や指定管理者制度により制作自体が行政外で行なわれる自治体が増えているため、今後、職員の意識差が出てくると思われる。
発表(3)
河合靖、佐野愛子、中村香恵子、三ツ木真実
[HELES SIG: IDSD研究会(Individual Differences and Self-Development)]
「PAC分析を利用した英語教師役割観ビリーフの可視化」
方法:都道府県及び政令指定都市で生涯学習を管轄している部署に、郵送にて生涯学習センターの広報紙の提供と調査票への回答を依頼した。
結果:27自治体42冊の返送があった。ひとつの自治体から複数冊の回答があったところもある。
考察:講座情報の他に、事業報告や利用団体紹介などの読み物が、中・長期的な活動への動機付けになると考え、積極的に導入している職員が多い。
掲載事業と関係ない広報誌独自の学習課題の提起には消極的である。
広報紙の制作過程を職員と市民の対話による学習の場として意識し、制作会議を行う職員もいる。
しかし、広報紙の発行目的や制作の経緯などが引き継がれていない自治体や指定管理者制度により制作自体が行政外で行なわれる自治体が増えているため、今後、職員の意識差が出てくると思われる。
発表(3)
河合靖、佐野愛子、中村香恵子、三ツ木真実
[HELES SIG: IDSD研究会(Individual Differences and Self-Development)]
「PAC分析を利用した英語教師役割観ビリーフの可視化」
Abstract
PAC (Personal Attitude Construct)分析とは、刺激文に対する連想文の記述、連想項目間の類似度評定、類似度距離行列によるクラスター分析、クラスター構造の自己解釈、 調査者による面接と総合的解釈により、各個人の持つ態度・イメージを分析する手法である。本発表では、教師の自己研修でPAC分析によりビリーフを可視化することで、振り返りや気づきを促し教師の成長に貢献する可能性を検討する。
PAC (Personal Attitude Construct)分析とは、刺激文に対する連想文の記述、連想項目間の類似度評定、類似度距離行列によるクラスター分析、クラスター構造の自己解釈、 調査者による面接と総合的解釈により、各個人の持つ態度・イメージを分析する手法である。本発表では、教師の自己研修でPAC分析によりビリーフを可視化することで、振り返りや気づきを促し教師の成長に貢献する可能性を検討する。
発表(4)
Masanobu Nakatsugawa
Center for Educational Development, Otaru University of Commerce
“English as a commodification in Late Capitalism?―A critical analysis of the JTEs view of the current language policy in Japan―”
[JACET Hokkaido]
Abstract
Language policy sometimes contains hidden agendas for a specific community to pursue their ideals behind the policy (Ricento, 2000). The recent shift toward globalization in the language policy by the MEXT contains a discourse of English as a commodification in late capitalism in order to nurture elite business people to a global market (Nakatsugawa, 2014, Heller, 2009). This presentation seeks to find how the ideological view of “globalization” in the language policy is reappropriated by the local high school English teachers in Japan. The data of the study, including interviews and classroom interaction data from two high schools in Hokkaido, reveals contradictions of the macro-level expectations. This study contributes to a better understanding of localized view of English in Japan.
technicalneeds =
technicalneeds =
発表(5)
Satomi Fujii
Graduate School of Hokkaido University
“Foreign Language Teaching Anxiety among Pre-service EFL Teachers in Japan”
[JACET Hokkaido]
Abstract
Foreign language anxiety is fear or apprehension occurring when a learner is expected to perform in the second or foreign language (Gardner & MacIntyre, 1993). Although a considerable amount of research on foreign language anxiety experienced by language learners has accumulated over the last three decades, little is known about the feelings of teacher language anxiety (Tum, 2014). The present study aims to find out how pre-service EFL teachers feel anxious towards their teaching, and reveal the sources of teaching anxiety. The research questions are as follows: 1) What kind of anxiety do pre-service EFL teachers feel in their teaching? , 2) Why do they feel language teaching anxiety? , 3) How do they cope with their language teaching anxiety? The research was conducted in a form of open-ended questionnaire. The responses of 9 pre-service teachers were analyzed qualitatively using grounded theory approach.
technicalneeds = The presentation will be done by powerpoint, so I would like to use the screen and computer cable interface. I will bring my own computer for my presentation.
technicalneeds = The presentation will be done by powerpoint, so I would like to use the screen and computer cable interface. I will bring my own computer for my presentation.
Joint Teach-in
テーマ(1)
長谷川 聡
北海道医療大学
「特定目的のコミュニケーション (CSP):福祉医療療のケアリング・コミュニケーションと教室内インタラクションの教師発話」
Abstract
「医療・福祉学生のコミュニケーション行動と、ロールプレイイングによるケアリング学習」
医療・福祉学生のケアリング行動形成のために、学部教育カリキュラムの一つとして、ロールプレイングによるケアリング学習活動を行っている。独自のコミュニケーション・ワークによる即興演劇の基礎トレーニングを行ってコミュニケーション学的知識と、それに基づくコミュニケーション行動および場面の自他観察の視点を学習させ、後に劇場的環境を作り、場面と状況を与えた学生同士のロールプレイングを行う。教師はケアリングの視点から演出形式で教育指導し、学生は演者として実践学習し、また観客として観察学習する。ティーチインではシラバスの紹介と学生の行動特徴を紹介し、参加者と共にコミュニケーション教育の方法論と効果について議論する。
テーマ(2)
「医療・福祉学生のコミュニケーション行動と、ロールプレイイングによるケアリング学習」
医療・福祉学生のケアリング行動形成のために、学部教育カリキュラムの一つとして、ロールプレイングによるケアリング学習活動を行っている。独自のコミュニケーション・ワークによる即興演劇の基礎トレーニングを行ってコミュニケーション学的知識と、それに基づくコミュニケーション行動および場面の自他観察の視点を学習させ、後に劇場的環境を作り、場面と状況を与えた学生同士のロールプレイングを行う。教師はケアリングの視点から演出形式で教育指導し、学生は演者として実践学習し、また観客として観察学習する。ティーチインではシラバスの紹介と学生の行動特徴を紹介し、参加者と共にコミュニケーション教育の方法論と効果について議論する。
テーマ(2)
石塚 博規
北海道教育大学旭川校
「特定目的のコミュニケーション (CSP):福祉医療療のケアリング・コミュニケーションと教室内インタラクションの教師発話」
Abstract
「日本の中学校英語授業での教室内コミュニケーションの実態はどうなっているのか」
英語の授業の観察・分析方法として代表的なものに、Spada and Fröhlich (1995) が提案したCOLTがある。これは授業をwarm‒upやpracticeなどの活動ごとに特徴を数値化したり(Part A)、発話(ターン)や談話ごとにGenuine Question / Displayquestionなどとその特徴をマークし、授業の発話の質的な面から分析しようとする方法(Part B)である。本発表では、中学校の10クラスの英語授業における教師と学習者の発話を質的な面から分析した結果の一部を紹介し、そこから得られるTeacher Talkのあり方を考察する。